久しぶりに料理教室へ。
ここで出会って親しくしていた方のひとりが辞めることに。
以前からご主人の体調が良くないと聞いていたのだけれど、
想像以上に彼女は大変な思いをしていたよう。
昼下がりの料理教室は奇妙に明るくなごやかで
皆さん綺麗で感じ良く、いつもニコニコとしていて
誰も悩みなんて抱えていないように見えるのに・・。
洗い物をしながら眺めた窓の外は雪が舞っていた。
その後、オットとの待ち合わせまで時間があるので、ひとりで映画館へ。
先週、体調悪くて来られなかった「マリー・アントワネット」を見る。
主演はキルスティン・ダンスト。
うーん、このキャスティングにモノ申したい人はたくさんいるでしょう。
「スパイダーマン」のヒロイン役でもお馴染みだけれど
ヒーローが命をかけて救い出すような娯楽大作向きの美女ではないのよね。
でも今回はその鈍くささやキュートな声が生きてました。
そして見所はストーリーや演技ではなく、美術!
王妃としてはひたすら幼すぎ、
理解されない寂しさや虚しさから逃れようと
世界一のパーティ・ガールとして贅を尽くしていく様子、
本物のベルサイユ宮殿で撮影しているのはもちろん、
ドレス、アクセサリー、お菓子みたいにキュートな靴など
デティールが素晴らしく凝っていてそちらに気をとられっぱなし。
特にお子達の衣装の可愛らしさにはうっとりします。
映画としては演出があっさりしすぎているし、
宮廷内だけで生きているマリーを描き
歴史的検証などは??な感じですが
これは社会派作品でもドラマでもありません。
王妃になってしまった女の子のポップな青春映画。
つまらない!と言う方もたくさんいるでしょうが
私は満足。