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ゆるり日乗

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きもの

近所の大学の卒業式。
袴姿の女の子たちにすれちがう。
髪をボリュームのあるアップにしてお花を付けている子がほとんど。
おかげで華やかではあるけれど、ちっとも凛とした感じがない。
まあ、コスプレ感覚で楽しんでいるのだからこれはこれでいいのでしょうね。
私も大学の卒業式は袴でした。
呉服屋さんに相談しながらも印象的な色合わせにしたので
足元は草履だと間が抜ける気がして、細身の編み上げのブーツを履きました。
紅緒!だって袴にブーツだったんだから、おかしくないよね?と
祖母に確認したのを覚えてる。
夜は夜で酔いつぶれている学生さん達多し。
存分に飲んだくれたまえ。
世間の荒波が君たちを待っているのだよ。うふふ。

きものと言えば、
先日、友人から宅急便で着物の入ったダンボールが到着。
おばあ様の持ち物で、彼女もお母様も全く着ないので
せっかくだから着て楽しんでくれる方へ、また処分はおまかせします、
という嬉しい頂き物。着物好きには玉手箱。
親切にも事前に友人が写真のファイルを送ってくれて
着物好きのこちらの友達にも見てもいながら何点か選ばせてもらったのだけど
いざ、広げてみると写真とは微妙に色合いが違って、
それがまた一層好みだったりもして、友人とわいわい言いながら楽しみました。
ただ、もう桐の箪笥には入りきらないのよ。
これぞ嬉しい悲鳴。

今ほど女の人が自由でなかった時代の着物こそ
その方の個性や好み、暮らしぶりそのものが着物に反映されている。
和装の醍醐味は‘繰りまわし’というくらいで
あっさりと捨てられる洋服とは違う何かがある。
わたしのところにきてくれたのも何かの縁なのだから
大事に楽しくまとえたらいいな。
# by yo-ru-ha | 2008-03-21 16:47

教わりたくない!

生徒さんや友人、周囲に‘国際結婚’(この単語はヘン!)のカップルが何組かいる。
家庭での言語は英語、もしくは日本語という方も多いだろうけれど
英語圏以外の国で出会ったパターンも多くて
日本に住んでいる現在も夫婦の共通語はフランス語だったり、韓国語だったりする。
漢字が読めなくても暮らしてはいけるが
この国で生活するにあたってはある程度日本語の習得は必要。
身近にいるネイティブから習うのが一番だろうけれど、
「お互いのパートナー(妻・夫)からは絶対に教わりたくない!」と口をそろえる。
確かに。
夫婦間での‘立場’は微妙なものだし、
何気ない会話のなかでいちいち文法の間違いを指摘なんかされたくないよね。
素直になれない時もあるし。
パートナーも教えたくもなかろう。

職業によっては夫婦間でも師弟関係がはっきりしている方達もいらっしゃるけど
家庭内ではそれをひきずらないのかしら。
それに勝る信頼関係(リスペクト)があるから大丈夫なのかな。
でも窮屈そう。
もしくは・・・ものすごい立場の逆転がありそう。

国際結婚カップルに円満の秘訣は?と聞けば、
これも皆答えはおなじ。

「相手の良い部分に焦点をあてること!」
# by yo-ru-ha | 2008-03-19 12:17

気をつけます。

先日、病院の受付にて、
感じの良い受付の方が「保険証をお願いします」と隣のオバサマに言っていた。
オバサマは保険証を出して、待合室の椅子に座る。
受付の方が再度、「あの、保険証をお願いします」と催促。
オバサマは「だからそこに置いたでしょ!」と答える。
「えっと、これは・・」と言って受付の方がかざしたのは・・・・・・・
免許証。
サイズ同じだものね。
カラダのメンテナンスも大事だけれど頭もね。
私も授業中、ホワイトボードに書こうとした漢字が思い出せなくて
思い出せない自分に動揺したりするもの。ごまかすけど。
ほんと頭も春めいてきて困ります。
気を付けなくちゃ。

がん検診の結果はセーフでしたが、同時期に受診した友人は病気が発覚。
それでもごく初期の段階なので比較的簡単な治療で完治するそう。
よかったよぅ。
彼女にとってはほんとに思いがけないことだったし、
婦人科検診なんてなるべく忘れたフリをしていたいから
タイミングを逃すと何年も受けなかったりする。
今回、わかってほんとによかったねぇと手をとりあって安堵したわたしたち。

友人とお茶をした帰りにゆっくり散歩。
うららかな風に雪柳がふわふわ揺れて春だなぁとしみじみ。
途中、お花屋さんでフリージアとブルーデイジーの鉢を買う。
それだけですごく贅沢な気持になってまだまだ歩けそう。
元気なことがとってもありがたい春です。
# by yo-ru-ha | 2008-03-17 22:04

新しい春

習い事の後、図書館へ。
ボランティアで教えているのは私が大学の時に専攻していた教科。
もちろん今となっては古すぎる知識。
言葉も時代と共に驚くほど変化しているので
自分でも教えながら勉強させてもらっているところです。
それに、1月に実家に帰った時、お義理で自室の本棚に並べている
大学の授業で使っていた重々しい何冊かを手に取ったけれど
開くと申し訳ないくらいどのページも綺麗でした・・・。
読んだのか?
よく卒論が書けたものだ。
今さらながら、大甘だったゼミの教授と
完璧なノートを惜しげなくコピーさせてくれた当時の素晴らしい友人達に感謝。


話は変わって
昨日は、午後から友人宅にお邪魔してお茶会。
転勤になってしまう友達のお別れ会でもあったのだけれど
まるで陶器のお人形のような美形ベビちゃんに
はにかんだ仕草がとってもキュートな1歳の女児、
天衣無縫で果てしなくおしゃまな幼稚園児と、可愛いお子達のおかげで
笑ってばかりいた楽しい時間でした。
日々、子育ての苦労も悩みもつきないのだろうけれど
端で見ていると、
どの子の個性も可能性にあふれていて
どの友人もとても上手に
‘お母さん’になっているように見えて頼もしい。

今回引っ越してしまう友人は初転勤で東京へ。
心細さや不安がよくわかるだけにそのぶん寂しい。
彼女がサイトのサポーター、幹事など、
いろんな心遣いをしながら頑張ってくれたことにとても感謝してます。
ありがとう。
みんなにとって、ゆたかな春になりますように。
# by yo-ru-ha | 2008-03-12 21:15

ワタシは最高にツイている。

習い事の教室で仲良くなった友人とランチ。
久しぶりのベトナム料理は新鮮。にぎやかにもりもり食べる。
彼女が最近買ったモノで大絶賛なのが、‘メディカル枕’。
そう、雑誌、「通販生活」でベスト1に選ばれたアレ。
不眠気味で肩凝りの私も以前から気になっていたのでいろいろと聞く。
10日間のお試し期間があるらしい、どうしようかな。
オットも欲しがるにちがいない。
通販生活に踊らされ気味の我が家・・。

眠る前には自分なりの入眠儀式がある、という方も多いはず。
子供の頃は母の読み聞かせ。
何冊もリクエストするのに閉口した母は
私が主人公のオリジナルの創作童話を聞かせてくれた。
毎晩設定が変わるかなり適当なお話だったけれど
必ず主人公がベッドに入るところで終わるので、
今日はここまで、おやすみなさい。と言われると不思議と眠くなった。

現在は15分のヨガストレッチと軽めの読書が習慣。
本は並行して何冊も読むのが好きで
移動中はミステリー、時間があるときに集中して読むのは重めの小説や評論、
眠る前は軽めのエッセイと自然と決まってきた。

最近、読んだなかで心地よい眠りに誘ってくれた2冊をご紹介。
1冊は女優・小林聡美の日常を綴った『ワタシは最高にツイている』。
彼女の夫である三谷幸喜が、以前何かで
妻の方が文章に独特のリズムがあって上手いと書いていたけれど
ほんとに心楽しい読み物になっています。
本人はとても繊細な方なのでしょうが、捨て身のツッコミもかなりツボです。
彼女の女優さんとしての個性やセンスはもちろん、
40代とは思えぬ美肌と凛としたこざっぱり感も憧れ。
清潔感とか透明感ではなく、オトナのこざっぱり感ね。
くぷぷと笑ってしまう文章にもそういう清さがあります。

もう一冊はエッセイスト三宮麻由子さんの『音をたずねて』。
幼い頃に視力を失った著者が様々な場所で聞いた‘音’のルポルタージュ。
丁寧に綴られるその‘感覚’と肌で感じる美しい言葉にひきこまれます。
‘見える’ことで、‘見ていない’世界があるのだと、
そしてそれはとても深く豊かな世界なんだと気づかせてくれる。
2冊とも装丁も好み。
素敵な本との出会いが楽しい夢へと続きますように。
# by yo-ru-ha | 2008-03-05 10:39