ゆるり日乗

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春待ちの甘味。

バレンタイン。
なるべく曖昧にしておきたい‘モテル’という価値を数値化されるなんて
小中学生の男子にとってはそれなりに苛酷なイベントだとは思うのだけれど
私も女子たるもの今年も便乗して楽しませてもらいました。
くだらないなんて言うよりも
楽しめることに素直でいる方がずっといい。
生徒さんからもチョコをいただきました。

オットがお土産に買ってきてくれたのは大好きな和菓子屋さんの桜餅。
ほんわり優しいピンクにふわりと桜の葉の香り。
ひとあし早い春ににんまり。
いそいそとお茶にしました。
バレンタインにやたらと浮かれるのも
和菓子に季節を思うのも日本人ならではの小さな贅沢。
ほどよい甘さを味わいながらゆっくり春を待ちましょう。
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# by yo-ru-ha | 2008-02-14 11:41

オトナの自覚

オットが参加しているフットサルの練習を見に行く。
コートわきのベンチで会社の方達とおしゃべりしながら見学。
オットは小学校から大学までサッカーをしていたのだけれど
就職してからの不規則な生活と激務に想像以上に体力を奪われている。
常に5メートル先をバーチャルな自分が走っている感覚らしい・・・。
今日の相手チームは見たところ平均年齢20代半ば。
のんきに眺めていると
もうねぇ、勢いとカラダのキレが全然違うのね。
若さにかなうものなし。

我が家は子供がいない気ままなふたり暮らしで
30代半ばの夫婦だというのに
プレッシャーや責任を感じることもないぶん、
オットも私も年相応の自覚に欠けていて
図々しくもなんとなくいつまでも若いままのような気がしている。
これは恐ろしいことです。

先日、塾の講師をしていた同い年の友人と話していたら
彼女は中学生の教え子に、

「せんせい、大好き!
 せんせいがおかあさんだったらいいのにぃ!!」と言われ、

・・・おかあさん・・私、もうそっち側なんだ・・・
と非常にショックだったと言う。
確かに。

私も先日、24歳の生徒さんに年齢を聞かれたので答えると
もっと若いと思っていたらしく、困った顔で
「・・・スゴイですね」と言われた。

自覚はなくても
こうやって世間様が時々現実をつきつけてくれるのね(笑)。
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# by yo-ru-ha | 2008-02-11 12:06

言葉の行方。

映画「人のセックスを笑うな」を鑑賞。
原作は文藝賞を受賞した山崎ナオコーラの小説。
私は原作を読んでいたけれど
タイトルと著者名のあざとさに期待すると拍子抜けするかも。
映画は原作とは別の物語になっていましたが
キャストの雰囲気が役にぴったりでそれなりに楽しめました。
39歳の浮世離れした美術講師に永作博美。
なかなかのファムファタールっぷりで
変わらない無防備な童顔にとてもきれいな脚が妙に説得力アリ。
彼女に恋してとめどなく舞い上がる19歳の主人公は松山ケンイチ。
ふりまわされて一喜一憂する姿がキュートで情けなくて愛しい。
そんな彼を見守る女の子に蒼井優。
彼女はほんとに先が楽しみな女優さん。
まなざしや表情に憂いがあって惹きつけられます。
ただ無駄に長いカットが多くてちょっといらっとしました。
なにかを感じさせようとしなくていいから
もっとあっさりコンパクトにまとめてほしかった。


話は変わって
某女性歌手の不適切発言。
アクの強さと愛嬌が絶妙のバランスの女子だと思っていたので
なんだか残念。
配慮にかけたというよりも、
‘腐る’という言葉を使ってしまうセンスが致命的におばちゃん。
制作サイドも甘かったね。
今はネット上ですぐに魔女裁判がひらかれてしまうから。

言葉はほんとに怖い。
受け取った相手のなかで育つから。
大切な人から贈られた嬉しい言葉なら
時が経っても受け取った人の心のなかで何度も反芻され、
一生、その人の自信や支えになる最高のプレゼントになるけれど、
反対に、
トゲのように刺さっていつまでも傷をつくるものもある。
むずかしいね。
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# by yo-ru-ha | 2008-02-09 23:15

最も美しい人

去年、「日本を代表する美人女優は誰か」という話題で盛り上がったことがある。
21歳から60代までの男女が自分の感性と勝手な好みを主張。
松嶋菜々子は? 確かに品はあるけど、美人か? え、あの透明感は美人でしょ。
などと言いたい放題。
非常に無駄ですごく楽しい時間でした。
結局のところ、誰も異議をとなえず、満場一致で
「夏目雅子」さんで決着がつきました。
彼女の美しさが既に伝説なのが残念。

わたしがこの目で見たなかで最も美しい人は、女性ではありません。
舞台の上の坂東玉三郎。
歌舞伎に関して素人ですが
数年前に「京鹿子娘二人道成寺」を観劇したときの衝撃といったら・・。
なんなんでしょ、あれは・・。
もったいなくて感想を言葉にしなかったほど。

玉三郎と菊之助、舞台上ふたりの花子の立ち姿だけで匂うような艶やかさ。
若く可憐な菊之助の舞はあくまでも清々しく美しく、
対する玉三郎は、
まるで情念に体を貸しているような柔らかさで、このうえなく妖艶でした。
ともに眩しいほどのふたりの舞姿なのですが、
並ぶと、どうしても目が奪われてしまうのは玉三郎でした。
指先まで特別な魔法をかけられているかのような美しさ。
陶然としてしまいました。
幕が降りたあと、隣りに座ったオバサマが、
「怖いくらいだったわねぇ」と呟いたけれど
客席の集中力(敬意)も並々ならぬものがありました。

NHKで先月、玉三郎の特集があったので録画しておいたものをじっくり見ました。
小児麻痺を患ったので、片方の足袋に常につめものをしていることや、
女形としては高すぎる身長をカバーするつらい姿勢を保ちつづけていることを知りため息。

明日の舞台のことだけ考えていたからここまでこれたという、
劇場と家を往復するだけの日々。
打ち上げなどにも参加せず、帰宅して体のメンテナンスに励む姿。
この人にとって、
踊れなくなるということがどんなことなのかと思うと胸が冷たくなる。
天性の資質に加えての絶え間ない精進、その孤独、
‘芸’に魂を売ったかのようなストイックさと精神の気高さに感動。

同じ時代にこういう人がいて
その人が提供してくれるものを楽しめるという幸運に心から感謝します。
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# by yo-ru-ha | 2008-02-07 14:56

立春

気がつけば・・・暦の上ではもう春の始まり。
昨夜、節分の豆もリビングにちんまりまきました。
友人のお宅は落花生をまくそう。
ひろうのが簡単だし、落ちても食べられるものね。

教室の生徒さん達に日本の節分やバレンタインについて説明。
中国人の生徒さんからは
「れいとうぎょうざのこと、ごめんなさい」と謝られ、なんだかしみじみ。
今回、一連のニュースのなかで私が知ったのは
小学校の給食で大量の冷凍食品が使われている、という事実。
もちろん、予算上いたしかたないことなのだと思うけれど
最近はあちこちで「食育」の大切さを訴える講座だのを見かけるだけに
やはり矛盾を感じてしまう。

個人的に「地産地消」には大賛成で
スーパーではなるべく九州の食材を選ぶようにしています。
その方が元気でいられる気がするので。
でも、日本の食糧自給率って40%くらい?
輸入品にたよらざるをえないよね。
いまさら必要以上に敏感になることはなにもないのでは?

自分でつくるものと違って、外食に関しては気を配れないけれど
家族や大好きな友人達と外で美味しいものを食べるのはやめられない。
楽しく食べる、という時間が私への栄養なのです。

話は変わって
先月、帰省の際に何人かの友人達に会って楽しい時間を過ごしました。
羽田から飛行機に乗る際も
空港で偶然、かつての同僚と再会し、かなりはしゃいでしまいました。
その縁で、嬉しいことにまた近所に新しい知人が増えました。

去年読んだ小説の一節を思い出します。

「なぜ人は年を重ねるのか?」
と平凡な日々のジレンマのなかで自問する主人公が
小さいけれど様々な出来事や人間関係を経て最後に出した答えは、

「また、出会うためだ。」


今年もどうぞよろしく。
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# by yo-ru-ha | 2008-02-04 12:21

来年もどうぞよろしく。

今年も残すところあとほんのわずか。
ふりかえるもなにも、1年が早すぎる!
年をとるってこういうことね。

いろいろと残念なニュースも多くありましたが、
何が信用できないって、‘国’がイチバン信用ならないのが哀しい。

個人的にはボランティアや習い事などをふくめ、
人間関係も広がって楽しい1年でした。
子供のいない専業主婦だと、
正直、好きな人としかつきあわなくてすんでしまうので
そのぶん当然世界も狭く、どんどん打たれ弱くなったりもするのですが、
今年はねぇ、いろんな方に出会いましたよ。
昨日も、あることで揉めている双方の方から話を聞くはめになり、
揉めるのは勝手だけど、なぜ、私に言うのよ?と、はなはだ困ったのですが、
お互いに曲解しながらも自分にとっての妥協点を見つけて納得した様子に安堵。
人は結局、自分の信じたいようにしか信じないのね。
そしてそれでいいのよね、と最近つくづく思います。

来年も自分の気が向く方にゆるりと流れていきたいものです。
みなさんも良い休暇を。そして良い一年をお迎え下さい。
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# by yo-ru-ha | 2007-12-31 01:58

ビバ!日本の四季。

京都から帰ってきました。
底冷え対策万全でのぞんだのですが、
日中は陽射しが暖かく、快適に散策。
もうさすがに遅いと思われた紅葉も穴場がありました。
二日目に訪れた妙心寺の桂春院・退蔵院のお茶席からのぞむ紅葉。
なんとも言えないはんなりとしたグラデーション。
しんと冷たい空気の中、
折からの小雨で赤くつややかに塗れた葉がはらはらと緑の苔の上に散るさまは
息をのむような美しさ。
いつまでもいつまでも眺めていたかったなぁ。

住んでいたときは
京都独特の住み難さも実感しましたが
それを補ってあまりある魅力がやはりこの街にはあるのね。
スーパー‘イケズ’だったお茶の先生も今では懐かしい。

母と一緒だったので
オットと一緒の時はちと入りづらい老舗の扇子屋さんを冷やかしたり
ちまちまといろいろ乙女な買い物を満喫。
伊藤組紐店(真田紐)・蕪村案(おかき 店内のお庭が綺麗)・嵩山堂はし本(文具)
清課堂 山中源兵衛(錫・銀器) まつひろ商店 上七軒店(がまぐち)リスン(香)
丁字屋などはよくのぞきます。
たくさん歩くのを言い訳に、もちろん甘味も満喫。
こちらのおすすめはまた次回。
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# by yo-ru-ha | 2007-12-11 09:35

成長。

今年も気づけば12月・・・。
何をするわけでもないのにそれなりに慌ただしく
先日は今年初めての忘年会で浮かれて飲んでしまいました。

きょうは友人達と近所でゆっくりお茶会。
シリアスな話題だったので、ろくにアドバイスもできないのだけれど
ほんとにまいっているときは
解決はしなくても、話せる相手が、聞いてくれる友達がいる、ということが大事。
誰かに話しているうちに自分のなかでふいに整理がついて客観性を持ち直し、
あんまりたいしたことじゃないのかも、と思えることもあるし。
私の場合は誰かに相談するときは自分の意志を確認している状態かな。

友達がミルフィーユをつつきながら
「昔、コレ、デートでは食べてはいけないケーキだったよね。」と言った。
そうそう、高校生のころね!
きれいに食べられないミルフィーユや大口を開けるハンバーガーは頼まなかった。
当時、ボーイフレンドと映画を見に行き、見終わった後で、
トイレに行ってくるね、と言うことすら恥ずかしかった。
ほんと、あの頃はなーんて可愛らしかったんでしょ。
今は・・・無駄にたくましくなりすぎたわね。
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# by yo-ru-ha | 2007-12-05 22:57

このごろをまとめて

雪国へ転勤してしまう友人の送別会。
昼間からしゃぶしゃぶを食べながら濃ゆくとめどなく話し込む。
何かと不安もつきまとう転勤生活だけれど
嘆いてみてもはじまらない。
お互い縁を大事に、ぼちぼちマイペースでいきましょう。
応援してるよ。

オットと長崎へお見舞いに行く。
怪我での長期入院なのだけれど、想像以上に回復も早く、
見舞うこちらも気分が明るくなる楽しい面会となる。
夕方から観光客気分で路面電車をのりつぎ街を散歩。
ほんの数年前に住んでいたのに、街の変化は驚くほど早い。
閉鎖的で時に息苦しいように感じた街が妙に新鮮。
思えば、長崎のあと、数年で4回住所が変わったのだ。
いろんな街の記憶が角を曲がるたびにだぶる気がした。
もうそれが寂しいことだとは感じなくなっている。
大好きだった静かな喫茶店にもなかなか辿り着けず、
帰りはやっぱりカステラを買ってしまう自分に苦笑い。
またこようね。

連休最終日は家でのんびり。
録っていたビートたけし主演の松本清張ドラマ「点と線」を見る。
脇役にいたるまでもったいないような豪華キャスト。ゆえに見応えあり。
たけしを見たいのは演技力などではなく、その個性。
正直、上手いとは思いません。
ただ、並々ならぬ存在感と内包する哀愁と憶病さ、孤独と狂気はこの人ゆえ。
私はキタニストではないけれど、
白いブリーフ1枚でサマになるのはたけしとレスリー・チャンだけ(欲望の翼)
だと思ってます。
サマになったところでどうなのかは知りません。
ドラマはたけし主演のせいで原作とは設定も大分変わっていたけれど、
政治家の汚職、警察組織の矛盾などはいつの時代もおんなじなのね。


先日、友人達と昼下がりに天神をぶらぶらしていたとき、
中国茶の看板にひかれておそるおそるはいったビルの奥にあるお店。
夜はジャズバーらしく、ピアノやドラムが置かれステージもあるのだけれど
お店の雰囲気はどちらかというと、
友近みたいな中途半端な美人のママがいそうなちんまりしたスナック仕様。
カウンターにお客さんがひとり、照明はうすぐらくテーブルにはキャンドル。
こんな怪しい店へようこその一言とともに
ホストっ気たっぷりのお兄さんが茶芸を披露してくれました。
茶葉入れすぎでは?というくらいの大盤振る舞いで飲み放題状態。
しかも頼んでいない工芸茶もたっぷりとサービスしていただき、
お弁当やお菓子持ち込みも大丈夫と聞き、ここ、ゆっくりできて穴場かもね!
などとこそっと話していたら、気合いを入れたお兄さんのお歌&ピアノ生演奏が・・。
突如始まったオンステージに無言のわたしたち。
中国茶とライブのコラボレーションに心の準備がついていきません。
3曲で終わってくれてほんとほっとしました。
その後も何度もおかわりをついでいただき
友達と飲み干すのと笑いをこらえるのに必死でした。
いろんな意味で魅惑のティータイムを満喫。
でもおもしろかったからまた行っちゃうな。
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# by yo-ru-ha | 2007-11-28 11:21

またまた

ボランテイアの授業の準備に思いのほか時間がかかる。
文法ひとつととってもどこまで掘り下げればいいのかきりがない。
気を抜いていると、思いもよらないつっこんだ質問にあたふたすることに・・・。
深夜、煮詰まり中のところへ、オットが帰宅。
夜食の用意もしていず、私も気分転換したかったので、ファミレスまで散歩。
パンケーキをつつきながら夜中の談笑タイム。
大人ふたり暮らしの気軽さがありがたい。

来月、また京都に行くことに。
10月の初めにオットと宇治まで足をのばしたばかり。
宇治と言えば、中村藤吉本店の‘生茶ゼリー’とおなじくらい私が好きなのが、
平等院の国宝‘雲中供養菩薩像’。
雲に乗った菩薩が様々な楽器を奏でたり舞っている様子は
なんとも優美でのびやか、それぞれに明るい可愛らしさがあって
眺めているだけで自由な気持になります。
ただ、建物としては平等院には私は惹かれません・・。

来月で今年4回目の京都。
確かに学生が大事にされる街だったけれど
その理由のひとつは
将来、何度も戻ってきてお金を落としてくれるからなのね・・・
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# by yo-ru-ha | 2007-11-16 14:35