ゆるり日乗

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好きなものと似合うもの。

資料を広げながら授業記録を入力していたら最後の行で画面が消える。
何事もなかったようなフリをしてお茶を飲んだけれど、すでにやる気はゼロ。
その後、ゆっくりテレビなど見る。
話題の疑惑事件のニュースばかり。
コールドケース担当の検事さん、絵に描いたような期待通りのルックス。
この事件がどうなのかはともかく、
殺人罪に何故時効があるのかは以前から疑問。
時効後、呵責に堪えかねて自分が楽になるために告白、謝罪をする人もいるらしいが
‘終わり’のない哀しみを背負う遺族の方達の気持を思うとやりきれません。


話は変わって
先日、友人宅で行われた移動ギャラリー(1日展示会)に出掛けました。
造形作家さんによる洗練された個性のあるアクセサリーの数々。
眺めているだけでわくわくします。
お洒落なリビングでおしゃべりしながら素敵なものをじっくり拝見の幸せタイム。
シンプルだけどちょっとフェミニンな好みのネックレスを購入しました。
普段身につけるものは
好きなものと似合うものの妥協点でいつも揺れます。
ま、迷うのも楽しみなのだけど。

それにしてもイメージをカタチに変える技術をもつって素晴らしい。
去年から仲良くしている一番若い友人もモノを創る子なのだけれど
根拠のない自信にあふれている若さや
常に自分にプラスになるものだけにやたらと敏感な感じが微笑ましく羨ましい。

今私が習っている刺繍はまだまだカリキュラムの段階なので
図案や色使いは自分では選べないのよね。
でも何事も基礎がなくてはね、ゆっくりゆっくり楽しもう。
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by yo-ru-ha | 2008-02-28 12:17

夕方から。

少し春めいてきたと思っていたのに
浮かれ気分を戒められるような今日の寒さ・・。
オフのオットと出掛ける計画を変更。
本と好きな音楽にコーヒー、お楽しみのお菓子があれば
ひたすら読書する休日も至福の時間。
三時過ぎ頃、同じように過ごしていたオットが
突然、「イカの活き作りが食べたい!」などと言い出す。
あまりにキッパリとした表情で言うので、小さな声で「いいけど・・」、と答える。
30分後には唐津に向かってました。
久しぶりの唐津。ひなびてます。呼子に行く元気はなし。
寒い。冷たい風に灰青色の海。お城も寒そうに佇んでいる。
散策もそこそこに料理屋さんへ。
大広間にお客さんは二組のみ。
ぽつんと座ってイカ会席をマジメに食べる。
天ぷらにしてもらう時点で既に満腹。

以前に新聞で読んだ年配の方の投書を思い出す。
記念日などの外食にはバイキングを利用しています、という記事。
若い人達はたくさん食べられるからバイキングに行くのでしょうが、
反対に私達は、少ししか食べなくてもいいから行くのです。とあった。
年配夫婦にとってはイタリアンや会席のコース、旅館のお料理は量が多すぎる。
かといって、食べものを残すこと、無駄にすることには抵抗のある世代。
バイキングならば自分の適量を選べて遠慮がいらないし、
疲れたらすぐ帰れるし、
それでいて華やかな雰囲気も味わえるから、という理由。
賢い選択だなぁ。
私も賢く年が取れるといいのだけれど・・。

食後はしっかり旅館の温泉に入ってゆるゆると帰宅。

暖かくなってからまた唐津には来ましょう。
友人イチオシの旧高取邸もまだ見ていないし、
日帰りでたっぷり楽しめる九州を満喫しなくては。
初夏になったら虹の松原をゆっくり歩くのもいいかな。
私の好きな歌人、中島哀浪の歌碑もあるのよね。

    うすべにの貝がらひとつひきだしに
                   悲しき海といつまでかある    
   
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by yo-ru-ha | 2008-02-24 16:47

とりとめもなく

アメリカの大統領選への盛り上がりを見ていると
アメリカン・アイドルのファイナルでのお祭り騒ぎを思い出す。
大国の浅さなのか、懐の深さなのかわからないが、ちょっと羨ましい気もする。

911直後の報道で、印象に残っているのは
グランドゼロへと向かう消防士達に励ましと感謝を伝えるために
プラカードを持った若者達が道路脇に立って通り過ぎる消防車に叫ぶ光景。
それぞれが自分たちに出来ることを考えて、
個人レベルですぐに実行する、というのはアメリカの良さなのね。

私がボランティアをしていることを話すと
いまだに、偉いのねぇ、などと言われてしまうのはほんとに残念。


映画は
「アメリカン・ギャングスター」と「エリザベス ゴールデン・エイジ」を鑑賞。
「アメリカン〜」は
アカデミー賞俳優の競演がたっぷり楽しめる心地よい緊張感のある娯楽作。
デンゼル・ワシントンが悪役なのだけれど
端正なルックスに何を演じても漂う気品が
冷酷非道なギャングでありながら、
毎週母親を連れて教会に通うような屈折した男にうまくはまっていました。
彼を追いつめていく刑事役にはラッセル・クロウ。
こちらは年齢のせいか体型も顔立ちもだんだん崩れてきていて、そこがまた
正義感だけはあるけれど私生活は果てしなくだらしない役どころとして妙にリアル。
エンドロール後のワンカットの意味はオットと意見が分かれました。

「エリザベス・・」は・・・
見所は美術!コスチュームが見事!
エリザベスのあのレースの襟がほしい(笑)。
ケイト・ブランシェット、華奢な身体で相変わらずスクリーンを圧倒する迫力です。
女王であるときの気高い威厳と素顔でいるときの痛々しいまでの脆さ。
史実よりも女王の心理描写がメインで
女王でありながら、ひとりの女性であることの激しい葛藤が描かれます。
すごいカタルシス。
ちょっとメロドラマになりすぎた気もするけれど
ケイトの演技にはうなります。

個人的に彼女のセンスがすごく好きなので
今年のレッドカーペットのドレスも非常に楽しみ。
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by yo-ru-ha | 2008-02-21 00:08

てづくり。

刺繍で絹糸を扱うようになってから自分の手のケアを見直すことに。
釜糸はとても繊細なので、指先にささくれなどあるとすぐひっかかってしまう。
かといって、こってりしたハンドクリームなどつけてしまうと
糸をよるときはもちろん、触れているうちに絹の美しい光沢を奪ってしまう。
たかがハンドクリームなのだけれど、自分にあうものをと探していたところ、
よくお茶を飲みに行く近所の大好きなカフェ(うつわのギャラリーを併設)で
アロマの講師を呼んで、リップ&ハンドクリーム作りの1日教室を開催するとのこと。
早速、アロマ好きの友達と習いに行ってきました。
生徒さんは3人だけ。
このカフェ自体がリラックスできる好きな空間なので
そこでさらに好きな香りにつつまれて作業するのはなんともいえない楽しいひととき。
気分で選んだ精油はラベンダーとベンゾイン。
あわせると、ちょっと懐かしい香りになりました。
祖母の鏡台を彷彿(笑)。
効きそう。
リップは固まると、唇に触れる部分がいかにも手作りの丸っこさで可愛らしい。
みつろうさえ買えば、あとは家にあるもので好みのハンドクリームができそう。
お楽しみがふえました。

話は変わって
生徒さんが希望の大学に合格。
よかったねぇ。
学歴を鼻にかけたりする人は魅力がないし、
学歴ばかりを偏重する社会なんてとても未熟だとはおもうけれど、
‘受験’に本人の努力と運が必要なのは確かなのだから
それを経験していない人間がとやかくいうことではないよね。

受験でも部活でも恋愛でもなんでもいいから
ごく若いうちに、自分の何かを捧げたと思えるような経験をしておくと
後がすごく楽だと思うのよね。
その時はうまくいかなくても、経験が無駄になることはないよ。
がんばった自分は消えないからね。
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by yo-ru-ha | 2008-02-19 13:42

春待ちの甘味。

バレンタイン。
なるべく曖昧にしておきたい‘モテル’という価値を数値化されるなんて
小中学生の男子にとってはそれなりに苛酷なイベントだとは思うのだけれど
私も女子たるもの今年も便乗して楽しませてもらいました。
くだらないなんて言うよりも
楽しめることに素直でいる方がずっといい。
生徒さんからもチョコをいただきました。

オットがお土産に買ってきてくれたのは大好きな和菓子屋さんの桜餅。
ほんわり優しいピンクにふわりと桜の葉の香り。
ひとあし早い春ににんまり。
いそいそとお茶にしました。
バレンタインにやたらと浮かれるのも
和菓子に季節を思うのも日本人ならではの小さな贅沢。
ほどよい甘さを味わいながらゆっくり春を待ちましょう。
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by yo-ru-ha | 2008-02-14 11:41

オトナの自覚

オットが参加しているフットサルの練習を見に行く。
コートわきのベンチで会社の方達とおしゃべりしながら見学。
オットは小学校から大学までサッカーをしていたのだけれど
就職してからの不規則な生活と激務に想像以上に体力を奪われている。
常に5メートル先をバーチャルな自分が走っている感覚らしい・・・。
今日の相手チームは見たところ平均年齢20代半ば。
のんきに眺めていると
もうねぇ、勢いとカラダのキレが全然違うのね。
若さにかなうものなし。

我が家は子供がいない気ままなふたり暮らしで
30代半ばの夫婦だというのに
プレッシャーや責任を感じることもないぶん、
オットも私も年相応の自覚に欠けていて
図々しくもなんとなくいつまでも若いままのような気がしている。
これは恐ろしいことです。

先日、塾の講師をしていた同い年の友人と話していたら
彼女は中学生の教え子に、

「せんせい、大好き!
 せんせいがおかあさんだったらいいのにぃ!!」と言われ、

・・・おかあさん・・私、もうそっち側なんだ・・・
と非常にショックだったと言う。
確かに。

私も先日、24歳の生徒さんに年齢を聞かれたので答えると
もっと若いと思っていたらしく、困った顔で
「・・・スゴイですね」と言われた。

自覚はなくても
こうやって世間様が時々現実をつきつけてくれるのね(笑)。
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by yo-ru-ha | 2008-02-11 12:06

言葉の行方。

映画「人のセックスを笑うな」を鑑賞。
原作は文藝賞を受賞した山崎ナオコーラの小説。
私は原作を読んでいたけれど
タイトルと著者名のあざとさに期待すると拍子抜けするかも。
映画は原作とは別の物語になっていましたが
キャストの雰囲気が役にぴったりでそれなりに楽しめました。
39歳の浮世離れした美術講師に永作博美。
なかなかのファムファタールっぷりで
変わらない無防備な童顔にとてもきれいな脚が妙に説得力アリ。
彼女に恋してとめどなく舞い上がる19歳の主人公は松山ケンイチ。
ふりまわされて一喜一憂する姿がキュートで情けなくて愛しい。
そんな彼を見守る女の子に蒼井優。
彼女はほんとに先が楽しみな女優さん。
まなざしや表情に憂いがあって惹きつけられます。
ただ無駄に長いカットが多くてちょっといらっとしました。
なにかを感じさせようとしなくていいから
もっとあっさりコンパクトにまとめてほしかった。


話は変わって
某女性歌手の不適切発言。
アクの強さと愛嬌が絶妙のバランスの女子だと思っていたので
なんだか残念。
配慮にかけたというよりも、
‘腐る’という言葉を使ってしまうセンスが致命的におばちゃん。
制作サイドも甘かったね。
今はネット上ですぐに魔女裁判がひらかれてしまうから。

言葉はほんとに怖い。
受け取った相手のなかで育つから。
大切な人から贈られた嬉しい言葉なら
時が経っても受け取った人の心のなかで何度も反芻され、
一生、その人の自信や支えになる最高のプレゼントになるけれど、
反対に、
トゲのように刺さっていつまでも傷をつくるものもある。
むずかしいね。
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by yo-ru-ha | 2008-02-09 23:15

最も美しい人

去年、「日本を代表する美人女優は誰か」という話題で盛り上がったことがある。
21歳から60代までの男女が自分の感性と勝手な好みを主張。
松嶋菜々子は? 確かに品はあるけど、美人か? え、あの透明感は美人でしょ。
などと言いたい放題。
非常に無駄ですごく楽しい時間でした。
結局のところ、誰も異議をとなえず、満場一致で
「夏目雅子」さんで決着がつきました。
彼女の美しさが既に伝説なのが残念。

わたしがこの目で見たなかで最も美しい人は、女性ではありません。
舞台の上の坂東玉三郎。
歌舞伎に関して素人ですが
数年前に「京鹿子娘二人道成寺」を観劇したときの衝撃といったら・・。
なんなんでしょ、あれは・・。
もったいなくて感想を言葉にしなかったほど。

玉三郎と菊之助、舞台上ふたりの花子の立ち姿だけで匂うような艶やかさ。
若く可憐な菊之助の舞はあくまでも清々しく美しく、
対する玉三郎は、
まるで情念に体を貸しているような柔らかさで、このうえなく妖艶でした。
ともに眩しいほどのふたりの舞姿なのですが、
並ぶと、どうしても目が奪われてしまうのは玉三郎でした。
指先まで特別な魔法をかけられているかのような美しさ。
陶然としてしまいました。
幕が降りたあと、隣りに座ったオバサマが、
「怖いくらいだったわねぇ」と呟いたけれど
客席の集中力(敬意)も並々ならぬものがありました。

NHKで先月、玉三郎の特集があったので録画しておいたものをじっくり見ました。
小児麻痺を患ったので、片方の足袋に常につめものをしていることや、
女形としては高すぎる身長をカバーするつらい姿勢を保ちつづけていることを知りため息。

明日の舞台のことだけ考えていたからここまでこれたという、
劇場と家を往復するだけの日々。
打ち上げなどにも参加せず、帰宅して体のメンテナンスに励む姿。
この人にとって、
踊れなくなるということがどんなことなのかと思うと胸が冷たくなる。
天性の資質に加えての絶え間ない精進、その孤独、
‘芸’に魂を売ったかのようなストイックさと精神の気高さに感動。

同じ時代にこういう人がいて
その人が提供してくれるものを楽しめるという幸運に心から感謝します。
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by yo-ru-ha | 2008-02-07 14:56

立春

気がつけば・・・暦の上ではもう春の始まり。
昨夜、節分の豆もリビングにちんまりまきました。
友人のお宅は落花生をまくそう。
ひろうのが簡単だし、落ちても食べられるものね。

教室の生徒さん達に日本の節分やバレンタインについて説明。
中国人の生徒さんからは
「れいとうぎょうざのこと、ごめんなさい」と謝られ、なんだかしみじみ。
今回、一連のニュースのなかで私が知ったのは
小学校の給食で大量の冷凍食品が使われている、という事実。
もちろん、予算上いたしかたないことなのだと思うけれど
最近はあちこちで「食育」の大切さを訴える講座だのを見かけるだけに
やはり矛盾を感じてしまう。

個人的に「地産地消」には大賛成で
スーパーではなるべく九州の食材を選ぶようにしています。
その方が元気でいられる気がするので。
でも、日本の食糧自給率って40%くらい?
輸入品にたよらざるをえないよね。
いまさら必要以上に敏感になることはなにもないのでは?

自分でつくるものと違って、外食に関しては気を配れないけれど
家族や大好きな友人達と外で美味しいものを食べるのはやめられない。
楽しく食べる、という時間が私への栄養なのです。

話は変わって
先月、帰省の際に何人かの友人達に会って楽しい時間を過ごしました。
羽田から飛行機に乗る際も
空港で偶然、かつての同僚と再会し、かなりはしゃいでしまいました。
その縁で、嬉しいことにまた近所に新しい知人が増えました。

去年読んだ小説の一節を思い出します。

「なぜ人は年を重ねるのか?」
と平凡な日々のジレンマのなかで自問する主人公が
小さいけれど様々な出来事や人間関係を経て最後に出した答えは、

「また、出会うためだ。」


今年もどうぞよろしく。
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by yo-ru-ha | 2008-02-04 12:21