最近、いろいろと新しい出会いがあって、
まわりの方達から学ぶことばかり。
忙しくて能力が高い人ほど、人とのつながりを大事にしている。
結果、魅力的な人ほど素敵なコネを持っているのよね。
若い時はみんな
自分にプラスになるものだけにやたらと敏感、という時期があるけど
すべての経験と出会いはまわりまわって自分にかえってくるように思う。
博多座に申し込んでおいたチケット受け取りに行く。
年末の文楽。
演目をにんまりと確かめながら、ああ、もうこの時期なんだなぁ、とちょっと焦る。
文楽と言えば、文楽の三味線弾きに惚れ込んだ女性の波瀾万丈の一代記、
有吉佐和子作 「一の糸」が文庫復刊されました。
興味が有る方にはおすすめです。
専門用語も多いし、業界で実際におきた事件などが下敷きになっているので
芸道小説としても面白く読めます。
でもね、私はこの主人公のように
伝統芸能の世界・芸に邁進する男に盲目的に尽くすなんて度量はゼロ。
素晴らしい‘芸’を提供してくれることにはほんと感謝しているし、
舞台の生の感動はいくら払っても惜しくないと思える時間だけれど、
女として思うと、
あの、非常に閉鎖的な男社会、わけのわからない濃ゆ〜い人間関係には目眩が。
おまけに‘芸のこやし’で片づけられてしまう物事が多すぎ。
竹内結子のように、「浮気されたら腹立つ!許さん!」というのが正しくてよ。
この世界を陰で支えている女子達にはほんと心から拍手を送ります!